㈱ネオキャリア 取締役
駒木 俊祥
介護業界のイメージを変えていく―やってみると、面白い!
高齢化社会の日本において、要介護者の数は増加の一方であるにも関わらず、介護職の人材不足は深刻化しています。多くの介護施設が介護職の不足や離職率の高さを問題視しており、サービスの低下や介護施設そのものの経営状態の悪化につながっています。
介護職の人材不足の一因は、キツイ・キタナイ・キュウリョウといった3Kのイメージがつきまとうことが考えられますが、介護の仕事は未経験の方でも “やってみると、面白い!” といった、やりがいや喜び、人の温もりを、直接感じることができる職業でもあります。そして、多くの派遣スタッフは、別の仕事や夢を持ちながら、二足の草鞋の一つとして介護の仕事を選んでいます。そういった意味で、介護派遣のスタイルは、新しい働き方の一つだとも言えるでしょう。
ナイス介護の使命は、介護派遣のリーディングカンパニーとして、介護の仕事の喜びを伝え、介護業務の合理化を図りながら、介護業界全体のイメージを変えることだと考えております。そうすることで、少しでも多くの方に、介護の仕事に安心して携わっていただく機会を増やし、介護職の人材不足という、日本の社会問題の課題解決に資する企業としての役割を担ってまいります。
これまでの取り組み―介護派遣というスタンダードをつくる
2012年に介護派遣ビジネスを開始した当社は、早くからエッセンシャルワーカーとしての介護職の重要性を認識しており、業界に先駆けて、未経験者にも介護職の門戸を広げてまいりました。しかし当時は、介護職は正社員であることが暗黙の了解であり、派遣スタッフに介護現場を担わせるスタイルはなかなか受け入れていただけませんでした。まして未経験者の派遣というのは、現場の常識をはるかに超えていたようです。しかし、それが業界のスタンダードにもなりつつあり、今や派遣スタッフは、なくてはならない存在となっています。
昨今では、介護現場における外国人の登用が積極化することを見据え、外国人技能実習生の入職後の生活を24時間、介護トレーナー専門員がささえるサポートサービスも開始しました。日本の介護現場に飛び込む外国人技能実習生の不安を取り除き、成長機会を提供することが、仕事へのやりがいと定着を促進することと考えております。
これからの取り組み―自ら未来をつくりだす
そしてこれからも、我々は介護の未来を先読みし、新しい“快護”をつくる挑戦を続けます。 例えば、介護職の数を増やすだけではなく、仕事の質を上げていくことを考えております。派遣スタッフを当社の正社員として積極的に登用し、研修制度とOJTを更に充実させることで「ナイス介護のスタッフ」というブランドを築き、業界全体のサービスクオリティを底上げ、利用者様への安心感を醸成していきたいと考えております。さらに、広く介護産業を捉え、業界の垣根を超え、様々なニーズに即した新しい“快護”をつくるために、ITや他業種との協働により、社会的に意義あるイノベーションを起こす挑戦も始めてまいります。
「ココロおどる、快護をつくる」の実現へ
このような我々の想いの旗印として、この度「ココロおどる、快護をつくる」というブランド・スローガンを策定しました。親しみやすいこの言葉の裏には、新しい“快護”が、日本の未来が、前向きで明るい「ココロおどる」カタチであってほしいという願いと、それを実現するための新しい快護ビジネスの仕組みをつくる、という当社の覚悟が込められています。このような耳あたりの良いスローガンを掲げることに終始することなく、“快護”をつくる、たゆみない努力と実践を、これからも続けてまいります。
経営理念
Philosophy
すごい!を追求する
経営理念の「すごい!を追求する」は、
お客さまや仲間から「ありがとう」を超えて、
「すごい!」と言っていただけるレベルのサービスを追求するという、
私たちの決意の表れです。
仕事に一人ひとりのキモチを込めて、質の高いサービスを提供し、
お客さまと仲間の感動や驚きなどの「コト」を生み出し続けます。
ビジョン
Vision
はじめての方も安心して働ける会社になる
介護業界はたくさんの課題を内包しながら拡大しています。
中でも人手不足は深刻で、
多くの介護職員が足りなくなることが予想されます。
人手不足に対してナイス介護ができること、
それは、お客さまとのつながりを活かし、多くの仲間をこの業界に迎え入れること。
安心して働ける環境を整え、長く働いてもらうこと。
様々な業種と協働して、より豊かな介護産業を目指すこと。
そこで、まずは、
「はじめての方も安心して働ける会社になる」
ことをビジョンに掲げました。
介護の仕事のやりがいや喜びを多くの方に伝え、スタッフさん一人ひとりに寄り添い、ささえ、
介護施設とスタッフさんを力強くつなぐことが、介護業界への貢献へつながると確信しています。
介護職を
増やす
介護職の
定着促進
